肥満によるリスクは多岐に渡ります。健康に関して言えば心臓病や高血圧、高血糖からくる生活習慣病や女性ならば月経異常など起こりうる症状は数え切れません。肥満であることで健康に良いことは一つもありません。肥満な方は今すぐ痩せる努力を!
運動と食事で肥満状態から脱出せよ!
肥満とは、正常な状態に比べて体重が多いこと、あるいは体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。
肥満になってしまうと、高血圧や糖尿病、脳卒中などの生活習慣病やがんなどのリスクが高まってしまいます。
このことから体重を減らすことが望まれますが、体重を減らす場合薬物治療、運動療法、食事療法が行われます。
薬物治療で使われる薬には副作用があることが考えられるため、肥満を解消するためには運動と食事による治療が望まれます。
無理矢理痩せようと断食をしたり、偏ったダイエットをしてしまうと身体に大きな負担がかかってしまいます。
普段の食事を見直して、主食、主菜、副菜をバランスよく揃えて食べ過ぎに気をつけながら食事をすることが理想的です。
おすすめなのが、主食を糖質になりやすい白米ではなく玄米や雑穀にする、野菜を多く摂るようにして、脂肪の少ない食材を選択する、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品を意識して摂るようにすることなどが効果的です。
間食をしないということが良いとされていますが、どうしても間食がしたいという場合にはおから使ったお菓子やドライフルーツを食べるなどの工夫がおすすめとなります。
このような食生活に加えて、身体の負担になりにくいウォーキングなどの有酸素運動、インナーマッスルを鍛えることのできるヨガ、寝る前のストレッチなどの運動を長期的に続けていくことが肥満の解消へと繋がります。
肥満であり続けることのリスク
肥満の状態にあるだけで、普段から身体に大きな負担をかけていることになります。
特に体脂肪が増えてしまうと内臓を常に圧迫している状態なのです。
特に心臓や肺に負担がかかるようになれば、日常生活でちょっと動いただけでも息切れをしてしまったり、すぐに疲れてしまったりしてしまいます。
さらに体重が増えていけば、内臓の負担だけでなく関節や骨などにも身体そのものを支えることが辛いといった状況になってしまう可能性も出てきます。
また肥満は血液の状態を悪くする原因でもあり、動脈硬化や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を発症してしまうリスクも高くなってしまうのです。
生活習慣病になってしまえば、さらに脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気を起こしてしまうリスクも高くなります。
このように肥満であるというだけで身体にとっては問えもリスクが高い状態にいるといえます。
また見た目は太っていなくても、内臓脂肪が多い隠れ肥満という状態も要注意です。
特に年齢が高くなってくると体重や体型はそれほど変わっていなくても、筋肉の量が減っていて基礎代謝が若いころと比べると減っているということが多くあります。
筋肉は脂肪よりも重たいので、筋肉量が減っているのに体重が変わらないということは内臓脂肪が増えてしまっているという証拠になります。
筋肉量が減れば基礎代謝が減り、変わらない食事量でも脂肪がつきやすくなるので病気のリスクも高くなっていきます。
隠れ肥満は知らないうちに内臓に脂肪がついてしまっている状態ですから、通常の肥満よりも気にならない、気がつかないということもあります。
しかし肥満である状態が続くのは身体に負担をかけている状態ですから、健康診断などで内臓脂肪などをチェックしましょう。
肥満でも負担をかけず出来る運動について
肥満はすでに現代病とまで言われるほど蔓延していて、早期改善を目的としたプログラムなども様々な場所で開催されています。
特別集中プログラムなどを利用することで一気に解消できる可能性は高くなりますが、時間や費用・体力的な部分で問題があるという人も少なくない為、「無理なく出来る運動」を継続的に行っていく方法に注目が集まっています。
肥満解消に効果があるのは、何らかの方法によって「代謝を上げる」と言うものです。
例えば、最も根本的かつ簡単な解消法としては「筋肉をつける」と言うものです。
筋肉はエネルギーの消費が大きい為、筋肉が増えることによって代謝量を増やすことができます。
増えた分を摂取していたのでは意味がありませんが、少なくともこれまで通りの摂取カロリーを維持していけば状況が悪化するという事は無くなります。
ただ、筋肉をつけるためのトレーニング(筋トレ)は負担も大きく、間違ったやり方で行うとケガの原因にもなってしまいます。
その為、初期段階の取り組みとしておすすめなのが「ストレッチ」です。
痩せていても肥満でもストレッチならば少ない負担で行うことができます。
特に肥満の人は急に運動することでケガの原因になってしまう可能性がある為、ゆっくりと筋肉や関節を運動に耐えられる状態に整えていくという事も大きな意味があります。
ストレッチで痩せるのかどうか疑問に感じている人も居るかもしれませんが、スポーツを経験している人であれば「ストレッチで大量の汗をかける」という事を知っています。
血行が良くなるだけでも代謝は上がるので、1時間~2時間かけてゆっくりと全身のストレッチをするというところから始めると、効果的な肥満解消効果が期待できます。
肥満とヨガとこんにゃくについて
肥満解消のためにスポーツをするにも、普段から運動習慣がない人にはハードルが高くなります。
ハードなスポーツではなくても、体を動かすことができるエクササイズなら、負担は少なく体を動かせます。
ストレッチなど無理なくできる方法として、ヨガは日本の女性にも人気があります。
ヨガというのはゆったりとしたポーズをとる運動ですので、年齢は関係なく幅広い年齢像にも受け入れやすい方法です。
ハードな無酸素運動のような動きはしないで、体に無理な負担をかけずに、ゆったりと脂肪を燃焼させることができる方法なので、女性からも高く指示されています。
海外の人気モデルもヨガをしていることから、日本の女子のヨガに対する関心は高まっています。
痩せるためには内側からのデトックスも大事であり、その味方になってくれる食材として、こんにゃくがあります。
昔からダイエットメニューの定番食材にもなっているこんにゃくは、肥満解消のためにも役立つ優秀な食べ物です。
味のない食材ですので、これを置き換え食にするのは、味がなさすぎて向いていません。
食事の前に200g程を食べて水分を飲んでおくことで、お腹には満腹感が出ます。
そのあとで普通の食事を食べることで、食事の量を食べ過ぎなくて済みます。
ダイエットにはおやつは我慢と思い込みがちですが、それがストレスに変わります。
おやつには、こんにゃくを食べてみましょう。
ゼリーや飲料のタイプもありまし、手作りで加熱をして、おせんべいのようにしても美味しいです。
こんにゃくはグルコマンナンを含むので、老廃物を積極的に排出させてくます。
グルコマンナンには満腹感もあるので、水溶性食物繊維の効果で、お腹を膨張させて満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎ防止になります。
肥満で痩せたいならカロリーよりも糖質の量を気にする
肥満はあらゆる病気のリスクを高くします。
痩せたいとなると「カロリー制限をしよう」と単純に考えてしまいますが、カロリー制限で痩せるのは難しいです。
それよりも痩せる効果が高いのは、糖質の量を抑えることです。
現代人は明らかに糖質のとりすぎで、それにより太ってしまうケースが多いからです。
糖質は糖と名前がついていますが、甘いものだけではありません。
米、小麦粉などの主食類に使われる食材も、ほとんどが糖質です。
糖質の量を減らすとなぜ痩せるかについて考えます。
糖質を摂取すると、体内でブドウ糖まで分解されて腸管から血液中に吸収されます。
血液中にブドウ糖が多すぎると高血糖状態で、これは体にとって良くありません。
そのため、膵臓からインシュリンというホルモンが分泌されます。
インシュリンは筋肉のグリコーゲンにブドウ糖をため込みますが、そこで使い切れないぶんは脂肪細胞に回してため込み始めます。
このブドウ糖によって脂肪細胞が膨らんでしまうと、太った状態になります。
たとえ厳密なカロリー制限をしていても、食物中のブドウ糖の量が多ければインシュリンが放出されて太りやすくなります。
それよりも、たんぱく質や脂質といった栄養素の摂取量を中心にすれば、インシュリンは放出されません。
すると脂肪細胞にため込むものがなくなるので、結果的に痩せられるようになります。
ただし、脂質のとりすぎは体脂肪が落ちにくくなるので上限を決めておく必要があります。
肥満解消にはカロリーを気にするよりも、糖質の量を少なくしてたんぱく質や脂質といった栄養素を中心にした食事が有効ということです。
逆に言えば糖質を減らせば、肉や魚といった食品は自由に食べられるということです。
肥満と骨盤矯正とサプリについて
痩せるためには骨盤矯正サロンを利用する方法もありますし、肥満解消はこうした根本的な部分からチャレンジしてもいいでしょう。
特に下半身部取りで悩んでいる人は、その大きな原因は、骨盤にあるケースも考えられます。
正しい位置に戻して、スリムなボディを目指しましょう。
ダイエットのためには、痩せるためのサプリを利用することもできます。
種類がいろいろあるために、どんな作用が期待できるタイプかによっても、期待できる結果は違ってきます。
ドラッグストアに行っても、あらゆる種類があるので、脂肪を燃焼するタイプがいいのか、カロリーカットのタイプがいいのか、自分にマッチした商品を見つけましょう。
ダイエットのためのサプリは、効果的なタイミングで飲むのもポイントです。
病院で処方をされる医薬品ではないため、飲む時間の条件はないです。
ですが、飲むと作用が働きやすい、ナイスなタイミングはありますので、意識してみるといいでしょう。
肥満解消のために運動をする人であれば、脂肪燃焼に作用するサプリを、運動を開始する前に飲むようにしましょう。
体内に入ってから少しタイムラグがありますので、本当に運動の直線に飲むのではなく、動き始める30分ほど前に飲むといいです。
その上で、ジョギングをしたり、エクササイズをしたり、スポーツジムで汗をかいたりすれば、いつもよりも体脂肪を燃やして、ダイエットにもプラスの効果です。
炭水化物や糖質の食品、それから油物などを食べて、体に溜め込まないために飲むサプリであれば、食事をする30分ほどまえに飲むようにするといいでしょう。
ただ種類によっては、食事のあとに飲むタイプもあるため、パッケージの説明を読みましょう。
肥満とEMSと1ヶ月10キロについて
かなりの肥満体になったら、一人で痩せるのは至難の業の領域に入ります。
脂肪を燃焼させやすくして、体重を落としやすくさせるためにも、EMSでもダイエットを試みる方法もあります。
電気のパワーを利用して、筋肉を刺激するのがEMSのマシンです。
電気によって筋肉が動く原理を活用するのがEMSであり、特に体を運動しなくても、運動をしたのと同じような状態にします。
今でこそエステなどでダイエットのために導入されていますが、元は病院でのリハビリに使われていたマシンです。
ほかにもプロのスポーツ選手などのために、筋肉の強化用のために使用されていた機器でもあります。
日本においては、肥満外来などで取り入れられたり、スポーツジムやエステ、整骨院などでの導入もあります。
保険適用ではないため、1回あたりの費用は高いですが、それだけ頑固な脂肪にも働きかけてくれます。
1ヶ月10キロの目標を立てて、さらにはリバウンドを予防して、ダイエットに取り組むならば、コツを押さえておきましょう。
短期間で痩せないとならない時には、正しいやり方をして、体重を落とす必要があります。
食事制限は単に、市販の置き換え食品で済ませればいいというものではありません。
カロリーの摂取の目安を知ることも大事であり、それは基礎代謝量であることも理解しましょう。
人間は動いている時だけではなく、何もしていなくても勝手にカロリー消費は起こっています。
内蔵が働くのも、脳を使うのも、すべてがカロリー消費になります。
1ヶ月10キロの道のりは平坦なものではありませんが、食事制限を行いながらも、最低限で生命維持に必要な栄養を必ず摂取するようにしましょう。
短期間での激やせのコツは、夜は18時以降は何も口にしないで、翌朝も8時までは食べないことです。
洋梨体型の肥満は塩分の摂り過ぎや骨盤の歪みが原因
肥満体型の中でも、特に女性に多いのが洋梨体型の肥満です。
人間は年をとるにつれて、代謝が低下します。
また筋肉も衰えてくるので、それらが原因で自然とむくみやすい体になってしまいます。
そして、さらに大きな原因は骨盤の歪みです。
筋肉が衰えるということは、骨盤を支えている周りの筋肉も衰えていくということなので、結果骨盤の歪みになってしまいます。
洋梨体型の肥満の人は、むくみやすい体質の人がなりやすいのですが、それは低下してしまった代謝にも問題があります。
代謝が悪いと、老廃物を上手に排出できなくなるため、それがどんどん体に蓄積されていき、余計な水分や老廃物がむくみとなって体に影響を与えます。
つまり、洋梨体型を改善するには、代謝を上げてむくみを無くし、筋肉をつけて骨盤を正常な位置に戻すことが大切です。
代謝を上げるためには、まず体を冷やさないことが大切です。
温かい飲み物もしくは常温の飲み物を飲んだり、生姜やネギなどの体を温める作用のある食材を積極的に摂りましょう。
そして、むくみやすい体質の人が一番気をつけなければならないのが、塩分です。
塩分は、体内の水分を吸収してしまうため、余分な水分の排出を抑制してしまいます。
しっかりと老廃物を出し、体に溜めないようにするために、塩分の過剰摂取は控えましょう。
ダイエット中は糖質を控えるという方法を行っている人は多くいますが、塩分に関しては疎い人が多いです。
洋梨体型の肥満の人にとっては、糖質だけでなく塩分も重要なポイントになってくるので、一日の摂取量を超えないように気を付けていきましょう。
代謝を上げると共に、骨盤の歪みを整えることも大切です。
骨盤の歪みのせいで、下半身に脂肪が溜まりやすくなってしまっているのが肥満の原因なので、骨盤矯正や、歪みを取る簡単な運動やマッサージをおこない、骨盤を正常な位置に戻してあげましょう。
肥満と隠れ肥満の違いと効果ありの方法とは
肥満は、ズボンのベルトの上にお腹のお肉が乗っていたり、見るからに脂肪が多そうな体格の人のことを指します。
ただ、見た目が太っているからといってそれが脂肪だけでなく筋肉で重いこともあり、お相撲さんは見た目はふくよかな感じがしますが実は体脂肪が低く、脂肪より重い筋肉がたくさんついているから重いということもあります。
一方、隠れ肥満というのは見た目は細く痩せているように見えるのに実は体脂肪が非常に多い状態のことを指します。
低体重や標準体重であるのに体の線が崩れていたり体が重い感じがするという人は隠れ肥満の可能性が高いといえます。
では、なぜ隠れ肥満になってしまうのでしょうか。
また、改善するのに有効な方法はあるのでしょうか。
隠れ肥満の原因は様々なことが考えられますが特に食事制限だけの運動をしないダイエットなどでリバウンドを繰り返すことによって隠れ肥満になってしまうことが多いとされています。
運動が不足してしまうと筋肉の代わりに脂肪が増加して、ばっかり食べなどの同じものばかり食べるダイエットをすることで十分な栄養素が摂取できずに脂肪がたまっていくという悪循環に陥るのです。
隠れ肥満に効果ありの方法は、有酸素運動などの適度な運動しながらバランスの良い食事を心がけることです。
あまり運動をする習慣がない人にとって、いきなりランニングなどはきついものがありますので、自宅の近所をウォーキングしたり自宅でエクササイズをするなどして軽めの運動から始めてみることをおすすめします。
食事制限で脂肪が増えたと感じる人はカロリーを抑えつつ良質なたんぱく質をとるようにしましょう。
たんぱく質が不足すると、筋肉を分解することで経減る代わりに脂肪が増加しさらに体脂肪が増えてしまうことが考えられますので、たんぱく質を意識的に摂取しながらバランスの良い食事をとるように心がけましょう。
肥満の人に人気のお米ダイエット
肥満傾向の人は様々な点でデメリットを抱えています。
例えば、自分のお気に入りの洋服を着ることができないというデメリットがありますし、あまりにも太っているために、他の人から冷たい目で見られたり批判されたりします。
就職面接で不採用となってしまうことがあるからです。
さらに、肥満のために様々な病気になってしまうことがあります。
例えば、高血圧、関節炎、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、脂肪肝などです。
また、病気がどんどん悪化して命の危険を引き起こしてしまうことがあります。
肥満傾向の人は早めに減量して健康的な生活をおくることが大切です。
では、肥満の人に人気のダイエットとはどんなものがあるでしょうか。
よく知られているのが、炭水化物であるお米を制限することにより痩せられるという方法です。
お米は太るというイメージがありますが、しかし今まで食べていたお米をすべてカットしてしまうなら、確かに痩せるかもしれません。
しかし、お米を完全にカットしてしまうなら、エネルギー不足になり疲れやすくなる、という悪影響が出てしまうことがあります。
また、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まる場合があります。
ですから、完全にお米をカットしてしまうというダイエットはおすすめできません。
これまで一日ご飯を何倍も食べ過ぎてしまう人は、ある程度カットする必要があります。
ご飯を食べる際に何度もよく噛んで食べるようにしたり、白米ばかりではなく玄米を混ぜて食べるようにするなら、満腹感をもたらしますので減量に成功するでしょう。
また、お米にカロリーが少ない糸こんにゃくを一緒に混ぜ込んで食べるのも良いでしょう。
ぜひ、平衡をとりながら行いましょう。
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